ドS罪
B4 BUNNY BAR
あい
ある日、「気になる女の子がいるんですけど、見た目がドSっぽくて、容赦なくイジられるのが心配で、お店に行くかどうか悩んでいます。どんな子か調べてください」という要請が入る。話によると、心斎橋を歩いていて、ふと視線を上げると、お尻をプルプルさせたバニーガールが並んでいる光景が目に飛び込んできたという。看板を見るとバニーバー「B4」とある。
サイトにアクセスしたところ、人気のあいちゃんにグッときて通報したとのこと。完全にキャバクラ警察の仕事を勘違いしているが、市民の声に応えるのが本官の使命。早速、潜入捜査に乗りだした。
捜査開始
脳を直撃する
ミナミ最強のインパクト!!
日が沈み、ミナミがミナミらしくなる時間に「B4」は開店。まずは素顔のあいちゃんを確認するため、出勤時の姿を狙う。その前に通報者が言っていた、「お尻をプルプルさせたバニーガールが並ぶ景色」を確認するため、「B4」があるビルを見上げてみると・・・!
何てことだッ!バニーガールが丸見えじゃないの!
まさにディープインパクト!
偶然この光景を見て、吸い込まれるように店に入るお客さんが多いのもうなずける。
しばらく張り込みを続けていると、あいちゃんが姿を見せる。スレンダーなスタイルで目元はキリッとしている。クール系美女が好きな男性にはドンピシャだが、気後れしてしまう人も少なくないだろう。ちなみに本官はドンピシャである。
あいちゃんの用意ができた頃を見計らって、こちらも店に入る。幸い早い時間帯だったため、あいちゃんの前の席に座ることができた。
店のシステムはガールズバーと同じ。バニーガールとカウンター越しに軽く会話を楽しめるのが魅力。「キャバ嬢とガッツリ話をするのは重い」という時に最適だ。
「いらっしゃいませ」落ち着いたトーンで挨拶をする、あいちゃん。通報の通り、客を緊張させるドSな気配が漂う。バニーガールのカッコをしているので自然と胸やお尻に視線がいきそうになるが、怒られそうな気がしてガマンする。
大きすぎる見た目とのギャップ!
あいちゃんの実は・・・
ところが話し始めると外見の雰囲気とは違い、気さくで、ちょっとおっとりしている性格であることが伝わってくる。常連のお客さんからは天然と言われることもあるのだとか。そういうツッコミが入ること自体、あいちゃんが親しみやすい性格であることがうかがえる。
確かに素朴な感じでナイト感がなく、知り合いの女の子と話しているような感覚になってくる(めちゃバニーのカッコをしているが)。
こうした見た目とのギャップもオトコを惹きつける大きなポイントであることは言うまでもない。
話をしているうちに、あいちゃんがシェアハウスに女の子4人で暮らしていることが判明。しかも、そのうちの3人はバニーガール!4人は大の仲良しで、休みの日は一緒にご飯を食べたり、ガールズトークに花を咲かせたり、共同生活を満喫しているという。
考えてみたら、オンもオフもバニーバー状態じゃないか。ぜひとも自宅・・・というか、闇バニーバーにも行ってみたい!そんな中年男のたわ言も、あいちゃんは笑顔で受け流してくれる。なんて気のいい子だろう。彼女の性格の良さに甘えて、さっきはしっかりと見ることができなかったバニーガール姿をおがむ。
「そんなに見られたら恥ずかしいです」と顔を赤らめる、あいちゃん。メチャかわいいですやん♥「ドSの女の子はこわい」と通報してきた人、心配いりませんよ。存分に楽しい時間を過ごしてください!ご覧の通り、本官も心の底からエンジョイしました!
後日、あいちゃんからシェアハウスの写真が届く。
「この前はありがとうございます。今日は一緒に住んでる友達とチーズフォンデュ・パーティーしてます♪バニーガールのカッコじゃないのは許してネ」
「またお店で楽しい時間過ごしたいな。楽しみにしてます♪」
こんなことされたら間違いなく、常連決定!