激録★キャバクラ警察24時
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キャバ嬢ステルスマーケティング罪ちひろ(ズー東京)

2022.04.08
キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)

お気に入りのアイドルのSNSを見ていたら、美顔器を勧めていたのですぐ購入。商品が届き、封を開けて思ったのだが、日頃まったくお肌のメンテナンスをしていないアラフォーの本官に美顔器は必要か? どう考えても不必要なモノであり、アイドルの勧めがなければ絶対に買っていなかったはず。今思い返すと、わざとらしく商品を褒めていたなぁ・・・・。近年、広告であることを隠して消費者の購買意欲をあおるステルスマーケティングが増えているが、まさか自分が引っかかるとは。恐るべし、ステルスマーケティング。
せっかく買ったので美顔器でお手入れをしていると、東京に勤務する同僚から、「ズー東京」に在籍するキャバ嬢がInstagramにセクシーな写真を投稿し、多くの男性を誘惑しているという知らせが入る。
特にキャバクラに行く気のない人にセクシーショットでアプローチするのは、キャバ嬢的なステルスマーケティングといえないだろうか。その是非を問うため、東京へ飛んだ!

捜査開始

圧巻のフォロワー数を誇る
人気キャバ嬢の姿とは?!

今回の容疑者はすでに身元がわれている。全国トップクラスの美女率を誇る「ズー東京」でトップ3の一角を担う、ちひろちゃんだ。

彼女のinstagram(以下:インスタ)のアカウントを見ると、同僚の報告通り、結構キワドいセクシーショットの雨あられ。こんなモノを連射されてテンションが上がらないワケがない。実際にフォロワーは約13,000人というとんでもない数になっている。

13,000人といえば、ちょっとしたアリーナなら満員御礼になるほどの人数ではないか。もし、ちひろちゃんがステルスマーケティングしていたら、どれだけの影響があるか想像できるだろう。

さて、今回はインスタからDMを送って指名。連絡を入れると、ちひろちゃんから感じの良いお礼のメッセージが返ってくる。さり気なくオトコをその気にさせるじゃないか。どうやら相手はかなりの知能犯のようだ。


キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)イメージ図

東京〜六本木を歩いて店へ向かう。東京の夜は大阪とはまた違う魅力を放っていて、本官の気分も上がる。
そうこうしている間に「ズー東京」に到着。店内はズーらしい華やかな雰囲気で、「ズーミナミ」に負けずとも劣らないスケールだ。
店長に了承を得て店前で張り込みをしていると、ちひろちゃんが出勤してきた。

ファッションは女子高生のようなカワイイ感じで、目の前にいるちひろちゃんと、インスタでのちひろちゃんが一致しない。衣装に着替えたらどんな雰囲気になるのか、楽しみである。


セクシー誘惑は狙いか?
その真相に迫る

店内に戻ると、ちひろちゃんが衣装に着替えて登場。

おぉ〜、インスタと同じくセクシーじゃないか!
ここではじめて、ちひろちゃんが小柄であることに気づく。おそらく150cmくらいだろうか。トータルバランスのとれたスタイルかつ迫力のあるバストなので、写真だけでは分からなかったのだ。

「はじめまして、ちひろです」挨拶をと共に差し出された名刺を見ると、ちひろちゃん自身の写真入り。しかも、萌える表情をチョイスしているところがニクい。というか、うれしい♫

キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)イメージ図

パッと見の印象はギャルみが強いちひろちゃんだが、話すとしっかりした感じで、プロ意識の高さが伝わってくる。
インスタを見て指名したと伝えると、照れることなく、さわやかな笑顔でお礼を言う、ちひろちゃん。ここで変に照れられたり謙遜されたりすると逆にこちらが気をつかうが、ちひろちゃんはそういった面倒くささがなく好感が持てる。

彼女がインスタをはじめたのは、「ズー東京」に入店した一年半前くらいのことで、毎日写真をアップするようになってからフォロワー数が一気に増えたのだとか。ちなみにインスタだけでなく、TikTokやTwitterもしているとのこと。インスタに夢中になり、チェックするのを忘れていた…。

キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)イメージ図

キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)イメージ図

「結構な確率でセクシーな写真をアップしてるけど、意識しているの?」と、ちょっと意地悪な質問をしてみる。

するとちひろちゃんは、「セクシーな写真をアップすると『いいね』やフォロワーが増えるので意識しています。私のフォロワーの90%は男性なので、どんな写真をアップすれば数字が伸びるのか分析しながらアップしてるんです」と、セクシーショットが意図的であることをあっさり認めた。
さらに「やっぱりセクシー系のドレスとか、ギリギリラインのミニスカは反応が大きいですね。写真の編集にもこだわってますよ」と、かぶせてくる。

キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)イメージ図

そら、そうやわなぁ。何も考えずにこんな絶妙な写真を撮れるワケがない。

しかし、インスタに関しても写真入りの名刺と同じように、とぼけることなく堂々と本音を話してくれるので、こちらも「ちひろちゃんの言うことは信頼できる」という気持ちが湧いてくる。だから、「そのシャツ、ステキですね」と褒められたりすると、本気でうれしくなるのだ。

少し話しただけで、どんどんちひろちゃんを好きになる自分がいた。


禁断のプライベートを垣間見て
完全に心を持っていかれる

ちひろちゃんの接客は、とにかく熱い。こちらの目を見つめて話すのだ。

こちらも彼女の大きな瞳だけを見つめていたいところだが、ドレスからはみ出しそうなバストにも目がいってしまう。
彼女のスタイルは本当に抜群で、男性目線は置いておいても(置いておけないが)、造形的に惚れ惚れしてしまう。

キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)イメージ図

「努力はしてますよ。ジムに通って、くびれをつくる運動とヒップアップの運動を重点的にしてるんです」
「それ、見たい!!」反射的に言葉が出てしまった。
どん引きされると思いきや、ちひろちゃんは「いいですよ」とさわやかに快諾。“神対応”とはこのことである。

で、見せてもらったトレーニング風景の写真がコチラ。

キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)イメージ図

キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)イメージ図

さらに、彼女は料理が好きということで、手づくり料理の写真も見せてもらった。手が込んでいて、おいしそうだ。

お店やインスタとは違う、素のちひろちゃんが垣間見えて、何かすごくときめく。

トークはこの後も盛り上がり、結局延長。彼女の狙い通り、インスタをきっかけに来店し、ファンになってしまった。しかし、「引っかかった」という気持ちは微塵もなく、彼女に出会えたうれしさと、また会えるワクワク感しかない。
満足感に満たされて店を出ようとした時、本官にちひろちゃんのことを報告した同僚に出くわした。彼も定期的に彼女に会いに来るファンなのだ。

キャバ嬢ステルスマーケティング罪 ちひろ(ズー東京)イメージ図 ステルスマーケティング罪ということで、男性を魅了する意図を隠してアプローチしていれば有罪となるが、ちひろちゃんの場合、インスタをはじめとするSNSでのセクシーショットは狙いだと、開けっぴろげに公言しているので罪にしようがない。
むしろ、「ちひろ」というキャラをエンターテイメントとして楽しませてくれることに感謝したい。ということで無罪!!

■指導
ちひろちゃんのスタイル、人柄、そしてセクシーショット、どれもサイコーである。
が、トレーニング中の写真にドキッとさせられたように、もう少し素の部分を見せてくれれば、セクシーな魅力とのギャップができて、ときめきも「さらに倍!」になるのでないだろうか。ご検討あれ。